
栃木県漬物工業協同組合(昭和39年1964年に発足)では、「漬物大国」と称される通りラッキョウ・ショウガなど漬物が多く生産されており、漬物の有力メーカーが集中しています。
栃木県北部地方では日光、鬼怒川温泉、那須高原などの観光地があり、栃木名産のたまり漬・干瓢などのお土産品が多く販売されています。
白菜、大根、きゅうり、なす、など野菜の生産地としても有名で、良質の野菜が豊富にあります。漬物都県別の売上ランキングでは、常に栃木県は上位5位以内に入っています。
また、東北自動車道・北関東自動道、東北本線、東北新幹線などが通っており、さらに、2026年3月に宇都宮市の中心部に、LRTも開通しました。
栃木県は、交通のアクセスも良いため、鮮度が要求される浅漬けなどの生産も盛んです。
その他、キムチ、沢庵、茄子、ごぼう、各種国産原料などの有力メーカーが立地しています。
栃木県は平成14年度(2002年)と15年度(2003年)には漬物製造出荷金額全国2位を記録するなど、全国でも有数の漬物生産量を持っています。
「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されたことは、ご飯とともに漬物が和食の中心的存在として世界から注目を集めるようになりました。
漬物は古くから日本人に食べられてきましたが、その結果、日本は現在世界最長寿国となっています。
また、全漬連が進めている「漬物製造技術者試験」や、本組合が行う衛生講習会など漬物製造技術者の育成にも力を入れております。
農水省「漬物で野菜を食べよう!」の取り組みに栃木県として積極的に協力をさせて頂きました。
「漬物常食量表示」に関しては栃木県発信というイメージが強く、全国的にも栃木県は強い存在感を示しております。
まさに、漬物は安全安心な日本が世界に誇る健康食品です。
これからも栃木県として、「食育」・「ブランディング」を進めて、漬物=「低塩」(常食量表示) +「健康」をPRしていく所存でございます。